- 日本で最初のキリシタン貿易地
- 松浦隆信の失態
- 宮の前事件
- 次の貿易地(布教地)
こんにちは、ルイ氏です。
この記事は、日本で最初の貿易地である長崎県平戸市の事件を紹介します。

松浦隆信の優柔不断が事件の発端!
記事の登場人物
- 松浦隆信
- フランシスコ・ザビエル
- 島津貴久
- 王直
- コスモ・デ・トルレス
- ルイス・デ・アルメイダ
- ドミンゴス・リベイロ
- コノエ・バルトロメウ
松浦隆信

どっちとか決められない〜
名前:松浦隆信(たかのぶ)
長崎県平戸市の戦国大名
優柔不断
フランシスコ・ザビエル

パイオニアです
名前:フランシスコ・ザビエル
イエズス会のスペイン人宣教師
日本に初めてキリスト教を伝えた
島津貴久

チェスト!
名前:島津貴久(たかひさ)
鹿児島県の統治者
島津氏の勢力を大きく拡大させる
王直

平戸を紹介したアル
名前:王直(おうちょく)
中国の海賊
中国・ポルトガル・日本と貿易
コスモ・デ・トルレス

ザビエルさんの後釜
名前:トルレス
イエズス会の日本布教長
ザビエルの後を継いで、日本で布教活動を行う
ルイス・デ・アルメイダ

ドクターです
名前:アルメイダ
イエズス会のポルトガル人宣教師
日本で最初の西洋式病院を設立
ドミンゴス・リベイロ

教育をがんばります
名前:リベイロ
イエズス会のポルトガル人宣教師
教育と布教に力を入れた人物
コノエ・バルトロメウ

同じく教育をがんばります
名前:コノエ
日本人キリシタン
京都の名家・近衛家出身
日本のキリスト教の始まり
日本にキリスト教が最初に伝えられたのは、天文18年8月(1549)。
鹿児島県に、宣教師フランシスコ・ザビエルが上陸しました。
当時の島津(鹿児島)の領主は、島津貴久。
貴久に布教の許しを得たザビエルでしたが、思うように布教が進めません。

そろそろキリスト教のお話を…

ちょっと待っちょいなー
貿易だけを望む貴久と、布教したいザビエルとは意見が合わない。
ザビエルは1年足らずで、鹿児島を去りました。
日本で最初にキリスト教が広まった町
鹿児島を後にしたザビエルは、長崎県の平戸に上陸します。
天文19年(1550)、中国人の王直の仲介により、平戸にポルトガル船が入港。

友達アルね〜
平戸の領主・松浦隆信は、南蛮貿易による鉄砲などの新兵器を求めて。
ザビエルは、鹿児島で失敗した布教を目的に。
2人は互いに協力し、利用し合いました。

オレたちー

ずっ友!
ザビエルは1ヶ月の滞在期間の間に、平戸にキリスト教を広めます。
天文23年(1554)の宣教師の報告では、平戸に200人の信者がいました。
宮の前事件勃発
宮の前事件とは、長崎県平戸市でポルトガル商人と日本人の間で発生した暴動事件です。
事件は平戸港近くの七郎宮前の露店で起こったことから、「宮ノ前事件」と呼ばれています。
隆信は優柔不断だった
ザビエルらの布教により、平戸に信者が増えていきます。
しかし、オモシロくないのが仏教徒。

日本人のくせにオカマ野郎が!

ハゲが喋ってんじゃねーよタヌキ野郎!
仏教徒とキリシタンの間で、小競り合いが増えてきます。
そして領内の治安を守るのも、領主の仕事。

人類皆兄弟なんだからさ…仲良くしよ!

めんどくせーな
しかし、隆信はただ南蛮貿易がしたいだけ。
仏教徒とキリシタンの板挟みで、曖昧な態度をとってしまいます。
ついに宮の前事件勃発!
隆信の曖昧な態度は、両者の関係を悪化させます。

あのバカ殿どっちの味方だよ…

布教を許したんじゃねぇのかよ…
両者の対立が火種となり、永禄4年(1561)事件が起きます。
キリシタンと仏教徒の争いは、ポルトガル船の乗組員と平戸町民へにも飛び火。

線香くせーな

おい聞こえたぞオカマ野郎!!

聞こえるように言ったんだよヌラリヒョン

日本に詳しーじゃねぇか笑

おっけー!ぶっ殺す!
この年に入港したポルトガル船の乗組員と、平戸の商人とで小競り合いが起きます。
生糸の取引値段のことから口論に。
仲裁に入った武士が、ポルトガル人から斬りつけられます。
双方は大乱闘。
ポルトガル船の船長・乗組員14人が殺害されました。
それでも曖昧な隆信

早く仏教徒を捕まえろ!

先に手出したのお前だろが!

時間ちょうだい!お願い!

こんなんコスパ悪いって…
ポルトガル側は隆信に事件解決を望みます。
しかし、変わらない隆信の態度に憤慨。

タコ作は信用ならねぇ…
貿易の利益だけを優先する隆信に、不信感がつのるポルトガル側。
ついに、貿易の断絶を決めます。
貿易の地を平戸から横瀬浦へ
貿易断絶で、次の布教先を探すポルトガル側。
キリスト教を保護してくれる大名を探していると、大村純忠の領内にある横瀬浦に着目します。

なんかぶっ飛んだヤツがいるらいし

ちょっと見てきて
トルレスの命令で、修道士ルイス・デ・アルメイダは横瀬浦の調査を開始。
アルメイダは水先案内人のドミンゴス・リベイロ、日本人キリシタンのコノエ・バルトロメウと協力。
松浦隆信に気づかれないよう、極秘に横瀬浦を測量しました。
まとめ
今回は日本のキリシタン貿易の始まりから、宮の前事件までを紹介しました!
- 日本で最初の南蛮貿易は長崎県平戸市
- 平戸の領主は松浦隆信
- 隆信の曖昧さに両宗教がぶつかる
- 宮の前事件が勃発
- キリシタンは次の布教の地を探す
日本で初めてキリシタンが広まったのは、長崎県平戸市。
しかし、隆信は仏教徒とキリシタンの板挟みになり、貿易は上手くいきませんでした。
キリシタンは次の布教地、横瀬浦に目をつけます。
ここで大村純忠の再登場。
こうご期待!

ありがとうございました!
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