- 大村純忠は有馬氏の次男
- 母方の大村氏に家督として養子に入る
- まわりは敵だらけ
- 裏切りに気付き本格的に大村を統治
- 大村一帯を支配する
こんにちは、ルイ氏です。
この記事は大村純忠が大村家の家督をつぎ、大村を統治するまでを紹介しています。

純忠が戦国の世で活躍するスタート!
大村純忠の基本情報
- 日本最初のキリシタン大名
- 肥前西部・大村を統治(長崎県大村市)
- 長崎開港のパイオニア
大村純忠(おおむら すみただ)は、16世紀の日本のキリシタン大名です。
肥前国(現在の長崎県)の大村領主であり、大村氏の第12代当主。
純忠の特徴は、キリスト教を受け入れたこと。
これにより純忠は、日本初のキリシタン大名になります。
大村氏家系図

天文2年(1533)、純忠は長崎県島原市に誕生しました。
父は有馬晴純、母は大村純伊の娘で、大村家当主・純前(すみあき)の妹になります。
純忠は5人兄弟。
兄・義貞は有馬家を継ぎましたが、弟の3人も養子に出ます。
- 義貞→有馬氏
- 純忠→大村氏
- 直員→千々石氏
- 盛(さかり)→松浦氏
- 諸経(もろつね)→志岐氏
登場人物
- 大村純忠
- 大村純前(すみさき)
- 後藤貴明(たかあきら)
- 朝長新左衛門尉
- 松浦隆信
- 西郷純尭
大村純忠

日本初のキリシタン大名
名前:大村純忠(すみただ)
出身:有馬(長崎県南島原市)
有馬晴純の次男
大村純前

有馬家には逆らえない…
名前:大村純前(すみさき)
純忠の叔父にあたる
力関係は有馬家の方が上
朝長新左衛門尉

純忠坊ちゃん!
名前:朝長新左衛門尉(ともなが)
読み:ともながしんざえもんのじょう
大村家の老臣
純忠派の家来
後藤貴明

純忠、絶対許さん
名前:後藤貴明(たかあきら)
大村純前の息子
純忠に家督を取られる
西郷純尭

純忠は目障りですね
名前:西郷純尭(すみたか)
長崎県諫早市の戦国大名
純忠が邪魔
松浦隆信

みんな嫌いだからボクも純忠嫌い!
名前:松浦隆信(たかのぶ)
長崎県平戸市の戦国大名
純忠が邪魔
大村家の家督相続問題
純忠は有馬家の出身ながら、大村家の様子になります。
有馬家の勢力拡大のためですね。
大村家にはすでに跡継ぎがいましたが、有馬家に逆らえず養子を承諾。
しかし、大村家はいろんな派閥があり、バラバラの状態。
純忠は困難に直面しながら、領土を統治していきます。
純忠、大村家に入る
天文19年(1550)純忠は実家の有馬家から、母方の大村家の養子に入ります。
しかし、大村家当主・大村純前には、すでに又八郎(後藤 貴明)という後継がいました。

すまん息子よ…

純忠…絶対許せん
力関係は、大村家より有馬家が上。
大村家・後藤家ともに、有馬家には逆らえません。
純忠が大村家にくる前に、又八郎は武雄(佐賀県武雄市)の領主・後藤家に養子に出されました。

いつか絶対コロス

ぶっコロ

串刺しですね
又八郎は後藤家に入り、名前を貴明と名のります。
同時に、純忠への恨みを爆発。
大村家の家臣や、平戸の松浦隆信、諫早の西郷純尭(すみたか)らと通じて、純忠を陥れていきます。
大村家はバラバラの状態
当主の大村純前には、兄・良純(よしずみ)がいます。
しかし、良純は病弱であり、大村家を継げませんでした。
大村家は、4つの派閥に分かれた状態。
- 当主・純前派
- 兄・良純派
- 次期当主・純忠派
- 怒り心頭・貴明派
当時の家督相続は、内紛がつきもの。
純忠の領主としての地位は、極めて不安定でした。

マイナスからのスタート…
純忠、落ち着くまで様子見
家の中がバラバラだと、まとまるモノもまとまりません。
純忠は家臣の勧めで、事情が好転するまで様子を見ることに。

心配無用ですよ!

切詰城でゆっくりしなっせ
大村家の老臣・朝長新左衛門尉(以下、朝長)は、萱瀬にある切詰城に隠居するよう純忠へ伝えます。
老臣が言うならばと、純忠は受け入れ切詰城に移りました。
切詰城は、標高400mの山城。
道は険しく、純忠は不便な生活を強いられます。

これくらいガマンせねば…
純忠、ダマされていた
切詰城に移った純忠ですが、それから3年たっても事態は改善されません。
少しずつ心が折れてきます。

もぉ実家に帰りたいお…
そんな時、とんでもない噂を聞きます。
味方と思っていた朝長が、大村家をのっとろうとしていました。

だから3年たっても呼びに来ないのか?

あのクソジジィ…
純忠は3年もダマされ、不便な生活を強いられたことに激しい怒りが湧きます。

気づきやがったな七光の田舎侍が
朝長は弁解することなく、武雄の後藤貴明の元へ逃げました。

ファッキンくそ野郎!!
この出来事から、真面目だった純忠の人格が変わっていくことに…
純忠、大村家に復帰

純忠は家臣を集め、領土の経営に力を発揮します。
大村湾の一帯を支配しました。
- 三城
- 波佐見
- 川棚
- 福田
さらに純忠は、針尾・小佐々水軍も支配下に。
海上交通までも手中に収めます。

くそ余裕マジファッキン!
まとめ
今回は大村純忠が大村家に養子に入り、大村一帯を支配するところまで紹介しました。
- 大村純忠は有馬氏の次男
- 母方の大村氏に家督として養子に入る
- まわりは敵だらけ
- 裏切りに気付き本格的に大村を統治
- 大村一帯を支配する
大村家の家督は、マイナスからのスタートだった純忠。
裏切りを知り本性を表すと、一気に大村一帯を支配します。
今後の大村純忠の活躍に期待!

つづく!
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